古いパソコンは、時代遅れなのか?(インタビューから第1部)

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4月に開業した「みやぎせんだいパソコン病院」のご相談者も少しずつ増えてきました。
まだ運営に四苦八苦している現状ですが、お悩みを解決できて、よろこんでいただけることがなによりやりがいにつながっています。

5月13日にコミュニティFM局「エフエムたいはく」で放送された「ゆるるとNPO!オン・タイム・トーク」に出演して、トピアの活動について、インタビューをしていただきました。
約30分のおしゃべりでしたが、これに加筆修正して、掲載します。
聞き手は、宮城県内のNPO活動の支援全般に尽力している「認定特定非営利活動法人 杜の伝言板ゆるる」の堀川晴代さんです。

エフエムたいはく「ゆるるとNPO!オン・タイム・トーク」

——今日のゲストは、一般社団法人東北情報機器再生推進機構、通称トピアの代表理事、男澤 亨さんです。この4月から「みやぎNPOプラザ」のショップスペースで「みやぎせんだいパソコン病院」をオープンされましたので、それもお聞きします。

さて、トピアは、どのような活動をする団体か教えていただけますでしょうか?

いつもみなさんが使ってるパソコンですが、新しいものに買い換えるよりも、できるだけ長く使おう、それをお手伝いする非営利団体です。

もうちょっと詳しく言います。パソコンやスマホなどIT機器、その3R(スリーアール)を推進しています。3Rとは、環境問題の一般的な用語で、3つの英単語を総称しています。

まずはリデュース、捨てないで使い続けることですね。
次にリユース、パソコンを整備して他の人に使ってもらうこと。
それからリサイクル。壊れたりして使えなくなったパソコンを資源として再利用すること。
これらを推進することに力を注いでいます。

パソコンやスマホを製造することが、地球温暖化に割と大きな影響を与えています。地球環境をまもりながら、同時に、IT機器の利用に困っている人を支援するというな活動を行っています。

私はIT系コンサルタント業に長く携わっているため、よく問いかけられることがあるんです。

たとえば、洗濯機とか、掃除機のような家電品は、多少古くなっても壊れない限り使い続けますよね。そうそう買い替えないはしないですね。
ところがパソコンとかスマホは、買い替えなければ時代に取り残されるような先入観が持たれている。新しい機種を手に入れれば、それだけで暮らしや仕事に便利になるというような思い込んでいるように錯覚しています。

古くなったパソコンやスマホでも、修理したり、修理以前にちょっと設定を調整をしてみたりすると、長く使うことができます。

仕込まれている機能は無数にあって、いずれごく一部しか使うことができない。それよりも、使い慣れた機器を、時間をかけて、使いこなしていくほうが結局役に立つとは思えませんか。

とはいえ、ITを取り巻く環境は必要か否かにかかわらず変化し続けていますから、あまりに古い機種は、使えなくなるようになるのも現実です。

廃棄されるパソコンは国内で年間数千万台に上ります。そのうち、約9割は整備できずに、捨てられる運命となります。しかし、その中には金銀銅の貴金属、そしてレアメタル、日本語で言うと希少金属がたくさん含まれています。
だから、これもただ単にゴミとして捨てるのではなく、希少な金属を取り出すということがとても大切なんですよ。パソコンと金属資源がつながるって、理解している人は多くないでしょうけれど。

——この活動は、いつ頃から取り組まれていますか。また、いろんな形態で活動ができると思うんですけれど、一般社団法人としたきっかけはどういうことだったんでしょうか。

実際の活動は、仲間の経営者たちが、7~8年ぐらい前から少しずつ手がけてきました。実績も積み重なってきました。

私は別に会社を経営していまして、そちらは再生パソコンを製造するという業務です。

いわゆる中古パソコンですが、中古パソコンを製造するって違和感を覚えるかもしれませんね。

使い終わったパソコンを回収し、今後使用に堪える機器を厳しく餞別し、さらに高い水準で整備して、「あと10年、世の中の役に立ってこいよ」という気持ちをこめて送り出しています。国税局から製造業だと指定されています。

関係する業者さんたちといろいろ話をしてる中で、使用済のパソコンがほとんど回収されてないという現実に気がついたんです。

そうなると、貴金属やレアメタルがただ捨てられることになる。永久的に埋もれた状態になる。
これらを捨ててしまうと、また鉱山を掘って、例えるとひとつ山を崩して、多くの労働者や施設や燃料をたくさん投入して、ようやくほんのわずかな金属を手に入れる。
レアメタルのいくつかはあと10年で枯渇してしまうと言われています。

これは壮大なムダであるし、結局は地球温暖化に繋がってしまうので、これではまずいんじゃないかと考えました。
それで、もっと組織的に活動し、3Rを広めていこうということで、2年前、一般社団法人を立ち上げて、国税局から非営利法人としての認定を受けました。

写真:レアメタル採掘の鉱山:「Coal Mine Canyon」 by John FowlerFollow
(以下、第2部へ続きます)

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